「バーキンやロレックスって、定価以上で買い取ってもらえることがあるって聞いたんですけど……」
「ほかにも、そういうブランド品ってあるんですか?」
先日、お客様からこんなご質問がありました。
確かに、何十万円、何百万円もするブランド品が、購入した金額より高く売れるなんて、ちょっと夢がありますよね。
では、現役の買取店スタッフから本音を申しますと…
あります。でも、思っているほど単純な話ではないんです。
今日は、その理由をお話しします。
高級ブランドだから定価以上になるわけではない
まず、知っておいていただきたいこと。
例えば、エルメス。
バーキンやケリーは、中古市場でも非常に人気の高いバッグです。
ただし、バーキンなら何でも定価以上になるわけではありません。
サイズ、素材、カラー、製造年、状態などによって査定額は変わります。
ロレックスも同じ。
特に人気の高いスポーツモデルなどは、定価を上回る価格で取引されることがあります。
でも、ロレックスという名前だけで、すべての時計が定価以上になるわけではないのです。
ほかにも定価以上になる可能性がある商品は?
例えば、こんな商品があります。
① エルメス|ミニケリー
小ぶりで上品なデザインが人気のミニケリー。
特に人気のカラーや素材は需要が高く、定価以上の査定額がつく場合があります。
ただし、カラーや状態によって評価は大きく変わります。
② ロレックス|コスモグラフ デイトナ
ロレックスの中でも、特に注目されるモデルのひとつ。
ステンレススチール製の人気仕様などは、定価を上回る価格で取引されることがあります。
とはいえ、同じデイトナでも型番や文字盤、購入時期によって査定額は異なります。
③ パテック フィリップ|ノーチラス
高級時計の世界で人気の高いモデルです。
特に希少性の高い仕様や生産終了モデルなどは、中古市場で高い評価を受けることがあります。
ただし、モデルによって価格差が大きく、すべてが定価以上というわけではありません。
④ オーデマ ピゲ|ロイヤル オーク
こちらも時計好きの方にはおなじみの人気シリーズ。
人気の素材や文字盤、希少な仕様などによっては、定価以上の買取価格がつくケースがあります。
ただし、こちらも型番や市場の需要次第です。
他にも、購入当時よりはるかに高い買取金額がつくものがあります。
こららは、ほんの一例にすぎません。

なぜ中古なのに、新品の定価より高くなるの?
不思議ですよね。 このカラクリはご存知ですか?
普通は、一度購入したものを売ると、価格が下がるイメージがあります。
ところが、人気のブランド品には少し違う事情があるんです。
それは、
「欲しい人がいるのに、簡単には手に入らない」
ということ。
正規店で希望の商品をすぐに購入できるとは限りません。
そこで、「定価より高くても、今すぐ欲しい!」という方がいらっしゃる。
このように、
需要に対して市場に出回る数が少なければ、中古品でも価格が上がることがあります。
つまり、査定額を左右するのは、ブランドの知名度だけではなく、

ここからが、買取店スタッフとしての本音
実は、私が皆さんに一番お伝えしたいのは、ここからです。
「定価以上で売れる商品は何ですか?」と聞かれると、どうしても人気ブランドの名前が並びます。
でも、それだけを見て、
「じゃあ、今買っておけば将来高く売れるのね!」と考えるのは、ちょっと待ってください!
なぜなら、今日の人気が、5年後も続くとは限らないから。
また、買取価格が定価以上になっていても、購入時の条件や売却にかかる費用によって、実際の利益は変わります。
そして何より、ブランド品の相場も変動します。
今、高く評価されている商品が、将来も同じ価格で売れる保証はありません。
同じ商品なのに、買取店によって査定額が違うことも
もうひとつ、知っておいていただきたいことがあります。
例えば、ロレックスに強いお店。
エルメスの販売ルートを豊富に持っているお店。
海外に販売先を持っているお店。
それぞれ得意分野が異なります。
だからこそ、高額なブランド品を売却するときほど、1店舗だけで決めず、複数のお店で査定を受けることをおすすめします。
数万円、場合によってはそれ以上の差が出る可能性もあります。
本当に価値があるのは「ブランド名」だけじゃない
バーキン、ケリー、デイトナ、ノーチラス、ロイヤル オーク。
確かに、定価以上で買い取られる可能性のある商品は存在します。
でも、忘れないでください。
「高級ブランド=高価買取」ではありません。
同じブランドでも、モデル、素材、カラー、状態、付属品、そして市場の需要によって価値は変わります。
そして、今日の査定額が明日も同じとは限りません。
だからこそ私は、ブランド名だけで判断せず、今のお品物の価値をきちんと知っていただきたいと思っています。
皆さんのお手元にも、思っている以上の価値がつくお品物が眠っているかもしれません。
ただし、その価値を知るためには、まず正しく査定してもらうこと。
これが、現役買取店スタッフとしての私の本音です。

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